2007/06/15 『hitoki』6月号 発行:全国理容生活衛生同業組合連合会
<本文より・P.38-P.41に掲載>
日本人の9割が気にしているともいわれる口臭。その最大の原因は口の中の細菌で、歯の汚れを住み家とするそれらは、口が乾くと活発に動き出して嫌な臭いを発するという。こうしたことから『加藤歯科クリニック』の加藤興一院長は、自宅でできる口臭対策として、まずは歯磨き、そして水分補給や朝食をとることの重要性を指摘する。
「歯ブラシの持ち方や磨く順番など、正しい歯磨きで歯垢を取り除くことが、口臭予防の一番の基本となります。そのうえで、口内を清潔に保つ働きをもつ唾液をしっかりと出すよう日頃から心がけることにより、口臭を抑えることができます」
なお加藤先生によれば、舌磨きはしないほうがよく、また舌は粘膜であることから、間違った磨き方をすると舌を傷つけるとともに、かえって口臭を引き起こす原因にもなるようなので注意したい。
加藤先生が指摘するポイントを正しく理解することが、口臭予防への第一歩に。
<以下続く>